カシシ子供の家の活動

カシシ子供の家  「カシシ子供の家」は、1926年にザンビアの首都ルサカ市内より東へ30kmの所に設立された孤児院です。 ポーランドの小さな会衆派教会により運営されています。古いだけでなく規模も大きくなり、ザンビアでも 有数の大きな孤児院となりました。施設の隣に女の子たちのための中等学校も運営しています。

 現在、生まれたばかりの赤ちやんから20才まで、180人の子供たちがいます。その内約40人がHIVに感染していて、 中には既にAIDSに冒されている子供もいます。ザンビアでは驚異的なHIV/AIDSの広がりにより、孤児の数が増えました。 捨てられたり適切な保護を受けられない子供たち(特にエイズに感染した乳幼児)が、福祉局や、警察、 病院などから届けられます。「カシシ」では基本的な生活が送れるように世話をして、愛情を注ぎ、 社会的立場の弱いこのような子供たちを守っています.また、適した教育を受けさせることで自立した大人に 成長するよう手助けしています.エイズに感染している子供たちは、少しでも永くその人生を送れるように、 専用の建物で適切なケアを受けて生活しています。

 かつては、子供たちの数も30〜40人と、あまり増減することなく、親を失ったかわいそうな子供たちが 静かに暮らしている孤児院でした。ところがこの10年間で事態は劇的に変化しました。エイズHIV/AIDSの 厳しい影響を受けた子供たちが増え、「カシシ」ではその様な子供たちが希望を持って生きられるように 取り組んでいます。

女の子たちは、13〜15才になると施設近くの小さな部屋で共同生活をします。身の回りの世話を自分ですることで、 「カシシ」から巣立つ準備をするのです。登校する子供達

 1998年からストリートチルドレンの受け入れを始めました。シスター・マリオーラが、病気で弱つている男の子を 街で偶然見かけ、その子の友達と一緒に連れてきたのがきっかけでした。年齢の大きな男の子を他の子供たちと 同室にするのは双方に影響があると考え、最初の頃は「カシシ」の側に部屋を借り、そこでストリートチルドレンたちは 暮らしていました。その後、日本大使館の支援で、彼ら専用の別棟を敷地内に建設し、16人が共同生活できるように なりました。現在は、9〜13才の14人の男の子が身を寄せています。何度かメンバーが入れ替わりました。 「カシシ」では、、どうにか彼らの家族を見つけて、家族の元に返してあげるようにしているからです。実際に数人は、 家族の元に帰っていくことができました。

 多くの子供たちは養子になり、親戚の元に帰っていく子供もいます。しかし圧倒的に孤児の数は増え続けており、 子供たちをとりまく問題はますます深刻化しています。

 Sister Mariolaと「カシシ子供の家」
シスター・マリオーラ カシシ子供の家の子供達 「カシシ子供の家」の総責任者である、シスター・マリオーラは永年施設の運営にご尽力され、子供たちに多大な愛を 注がれていらっしゃいます。今、「カシシ」には10人のシスターと、48人のマミーと呼ばれるザンビア人女性スタッフが 働いています。シスターの中には、学校の勉強をフォローする”先生”や、一人一人の子供のカルテを作り健康管理、 治療をする”お医者さん”もいます。マミーたちは掃除に洗濯に毎日大忙しです。敷地内にある寮のようなマミーハウスに 暮らしていて、夜勤のときは子供たちの部屋に付き添います。圧倒的に乳幼児の数が多く、180人の子供の内110人が5歳以下です。 子供たちは乳児、幼児、就学児童、それ以上の年齢の女子、ストリートチルドレン(男子)に分かれて共同生活しています。 夫々のベッドルームには10台前後のベッドがあり、朝6:00前に起床すると、各自ベッドメーキングをして、部屋の掃除を 手分けして行います。学校に行く時間は学年で分かれていて、6:45発、10:30発、12:50発と3グループで登校していきます。 広々としたグラウンドには大きな木が枝を広げ、ウンテイやブランコなどの遊具もあり、子供たちは飛び回って遊んでいます。 特に男の子はサッカーが大好きで、よくボールを追いかけ回しています。子供たちは、シスター・マリオーラを中心とする シスターやマミーたちの強い絆に守られて、明るく元気いっぱいに育っています。